SONY MDR-EX800ST


3年使ったMONSTERのturbineがダメになってしまい、新たにSONYのMDR-EX800STというやつを買ってみました。

ラインナップ的にはインイヤーモニター系のEXシリーズの2番めにあたるわけですが、ソニー・ミュージックコミュニケーションズ扱いの「業務用」、用途的には「ステージモニター」ということでちょっとマニア好みな感じのチョイスでございます。

お値段は希望小売価格で2.4万円、買値で1.9万円でした。ちなみにシリーズ最上位のEX1000は5万円とか(爆

なにが業務用って、この素っ気ないパッケージ。DSC06755_1280

でまあ、何日か使用してみての感想でございます。

なにせ前使ってたのが低音番長のMONSTERの、「サブウーファーが頭のなかで鳴っているよう」と評されるturbine Proの、さらに一番低音の出るcopperでしたから、それと較べちゃうと若干物足りなさはあります。が、じゃあ低音弱いのかというとそんなことはなくて、再生周波数帯域3Hz~28,000Hzとか。いや、3Hzってもうそれ音じゃねーし(笑。ピアノの極低音、コントラバスの響きから打ち込み系重低音までなんでも良く鳴りますね。高音は木管より金管とかエレキとかエッジーな音のほうが得意かな。

ボーカルははっきりくっきり良く聞こえます。音源によっては若干サ行が刺さるかな。どうもSONYのCDに多い気がする笑。

なんか全部よく聞こえるで終わっちゃいそうな話ですが、このよく聞こえるのは波形の立ち上がり=アタックの応答がいいんでしょうね、応答性とか追従性の良さが解像感につながっているのではないかと。

とまあ、イヤホン自体には非常に満足だったのでございますが、プレイヤーがiPad miniな関係上、プレイヤーとイヤホンを有線接続で持って歩くのは邪魔くさいので、通常Bluetoothによるワイヤレス運用をしてたわけです。で使用していたレシーバーがSONYのMW600。発売当時はなかなか評判の良かったモデルではございますが、Bluetooth 2.1 EDRの対応コーデックSBCのみと、さすがに現代の水準からすると見劣りするというか、許容入力500mWのEX800に対してドライブ能力がまるで足りていない、文字通り「力不足」。

ということで買ってしまいました。アンプ内蔵BTレシーバー。エレコムのLBT-PAR500AVでございます。出力が100mW×2でございます。え?入力に負けてる?いやカナル型イヤホンを500mWで鳴らしたら難聴まっしぐらですって。

ブランド的に「エレコム~?」という気はしましたが、評判は悪くなく、むしろオーディオ専業の◯ーディオ□クニカのヤツのほうが値段の割に云々的な、あまり評判は宜しくない模様w

さて、充電もそこそこにちょろっと聴いてみた限りでは、というかちょろっと聴いただけでも低音の厚みや音場の広がりが全く違いますね。やはり余裕のパワーでございます。また、コーデックもAACに対応しているので、SBC再エンコによる劣化がないのは大きなアドバンテージでございます。欠点はデカいってことだな(笑

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